お仕事でルーティングについてかじったのでメモメモ
前提
・PCにLANケーブルが2本以上パソコンにささっている
・行き先によってデフォルトゲートウェイを変えたい
経路情報の表示
経路情報: 行き先によって、どこの中継地点(GateWay)を経由するかの情報
以下のコマンドで経路情報を表示
Linux
1 | route -n |
Windows
1 | route print |
サンプル経路情報
以下の経路情報はLANが2個ある場合の一例
1 | Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface 宛先 ゲートウェイ サブネットマスク |
ゲートウェイ 「*」
実際にゲートウェイを使用するのではなく、自身のインターフェイスから転送可能(つまりルーティングを必要としない)
宛先「0.0.0.0」、サブネットマスク「0.0.0.0」
すべてのネットワークという意味で、ルーティングテーブルの他の行に当てはまらないものはすべてこれを使う
(内部ネットワーク宛でも、他のネットワークでもない場合はデフォルトゲートウェイに転送する)
これをデフォルトルートという。
宛先「169.254.0.0」
動的ホスト構成プロトコル(DHCP)が見つからなかった時(IPアドレスを取得できなかった時)に、
TCP/IPがプライベートIPアドレスを自動的に割り当てる機能(APIPA:Automatic Private IP Address)
出口はひとつ
LANケーブルが何本ささってようがデフォルトゲートはひとつしか設定できない
例えば、google.comにアクセスしたいってなった場合つかわれるLANはどれでしょう?
それはデフォルトルートが設定されたLANです。
1 | 0.0.0.0 192.168.0.1 0.0.0.0 UG 0 0 0 em1 |
行き先によってデフォルトゲートウェイを変える
以下を追加
1 | {googleのIP} 192.168.1.1 255.255.255.0 UG 0 0 0 em2 |
経路情報
1 | Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface 宛先 ゲートウェイ サブネットマスク |
考察
今回のは極端な例ですが、家と会社でVPN接続してるけど、ネットサーフィンしたい時は家のLANでアクセスしたいケースとか便利かも。
デフォルトゲートウェイは家のを使って、ローカル接続はVPNサーバー側のLANを使うとかもできます。